リスクヘッジの方法として、下げ相場で利益を得る

IG証券では保有していない株をどこかから借りてきて、売り取引をすることも可能です。リスクヘッジの方法としてはポピュラーなもので、初心者には難しいかもしれませんが、決して珍しい手法ではありません。

この売り取引はとにかく実際には保有していない株あるいは資産を売却することから始まります。どのように利益を出すかというと、その株などがさらに値が下がって、売ったときよりもずっと安い値がついたときに買い戻し、その差額を利益とするのです。

別のもので説明すると、友人から車を借りて売ってしまい、時間が経って値が下がったときに買い戻し友人に返せば、その差額が利益になるというわけです。貸す側は貸し賃のようなものを得られるので、そちらにもメリットがあります。

要するに、売り取引は下げ相場で利益を得るための手法で、買い取引の反対のリスクヘッジになるというものです。株価などは上昇の可能性と同時に下落の可能性もあります。

ですので、下げ相場の場合、その瞬間が最高値なわけですから、そこで売りポジションからスタートするのです。これによりいわゆる弱気相場でもポートフォリオの価値を増やすことが可能です。

例えば、経済指標などの発表で価格が下落する相場になったときにも利益を得ることができるというわけです。ロングポジションを多数保有しているときなどは特にショートポジションを保有することでリスクを軽減できるというわけですね。

リスクヘッジを行うメリットとしては家や車に保険をかけるようにポートフォリオのリスクを最小限にすることです。ですので、売り取引は厳密には投資とは言えないかもしれませんが。

IG証券で売り取引をする場合、プラットフォームで買いではなく売りをクリックするだけです。

リスクヘッジできるだけでなく、売り取引自体にもリスクがある

売り取引からポジション保有を始める場合、それもまたリスクがあることを忘れてはなりません。売り取引では下がりすぎて資産価値がゼロになった時点で損失確定です。しかし、逆に上げ相場になってしまった場合、損失価格はさらに膨れあがります。

当然銘柄にもよりますが、万が一人気銘柄だった場合、転じて上げ相場になって、どんどん資産価値が高まっていけば、損失は延々と増えていくことになってしまいます。つまりどちらに大きく転んでも損失が出るリスクは拭えないのです。

そうならないために、保有ポジションにストップロスを付加することもできます。そうすることで最大損失額が限定的にさせるのです。

また、下げ相場の時点で売り取引をしたくてもできないこともあり、これもひとつのリスクになります。というのは、株式取引や先物取引の際に誰も貸出に応じてくれない場合や、社会全体の経済的理由から規制機関により貸し出し不可が宣言されることがあるのです。

例えば、銀行など特定の業種は売り取引しようと言うことはすなわちトレーダーが株価下落を予想しているということになります。すると、その行動自体が株価などの信頼性に影響し、かつ株主がその株を手放し始めてしまい資産価値の低下を助長することになるのです。

とにかく、IG証券では売り取引が可能で、つまりはどんな相場でもテクニック次第では利益獲得のチャンスはどんなトレンドでも同じ程度にあるということになります。